« DSTT ロット8(Fake6)を検証してみる | トップページ | ダイソー525円 インナーイヤー型ヘッドフォンを試す »

2008年11月19日 (水曜日)

DSTT Advance 殻割り&v1.16カーネル導入レポート

200811201
DSTT Advanceを実際に殻割りし、検証としてDSTTのv1.16カーネル(CRC32:ce7a3983 )を導入するとどうなるかを検証してみました。
これから新しくDSTT Advanceを購入しようと考えている方は参考にしてください。
なお記事で使われている画像は使用者A様から提供していただきました。
誠にありがとうございます。

【DSTT Advanceレビュー】
200811202

DSTTではブリスターパックに切り替わりましたが、DSTT Advanceは箱に入った状態で販売されています。
もちろんDSTTで省かれてしまったカードリーダーもきちんと付属しています。
200811203_3200811204_2
DSTT Advanceのカートリッジです。
DSTTのロット6の不良品は、溝が基盤より高かったために、NDS本体のピンを折ってしまうという危険性がありました。
それに対し、DSTT Advanceは溝、格子状の部分がR4のように切り取られています。
200811205_2
DSTTと比べてみると一目瞭然。
これなら接触不良でピンを折ることはないと思います。
ガワだけならDSTT Advanceに軍配が上がるかなと。

【殻を割ってみました】
200811201
DSTT Advanceの殻を割ってみました。
ガワの色がブラックに変更された以外に、microSDの差し込み口が側面に変更されています。
これなら外でプレイしていたとしても、周りの目を気にする必要はないはず。
最近では電車内でNDSを使って時間を潰している中学生、高校生が多く見受けられますが、白いガワでmicroSDが少しだけはみだしているのは、知っている人から見たらマジコンを使っていることが一目瞭然です。
本人は気づいていないんでしょうけど、意外に目立ちます。
200811206_2
基盤の表面です。
端子部分に穴やロット番号などは一切刻印されていません。
ちなみに写真左側のチップREX017右側のフラッシュメモリATMEL社製の AT49BV001ANT-55VIです。
REX017についての詳細は不明ですが、AT49BV001ANT-55VIに関しての詳細は以下のPDFを参考にしてください。
→ttp://www.datasheetcatalog.org/datasheet/atmel/doc3364.pdf
※hは省略しています。
200811207_2
基盤裏面です。
配線パターンはDSTTのFakeよりは細かい印象を受けます。
ただTrueと比べれば単純ですが・・

【実験】
DSTT AdvanceDSTTのv1.16カーネル(CRC32:ce7a3983 )を起動させて果たしてホワイトアウトの現象は発生するのかを検証してみました。

1、DSTT Advance用のカーネルv1.16Aを使ってみる。
→検証するまでもありませんが、ホワイトアウトすることなく起動できます。
DSTTやU2DSにもそのまま利用可能。

2、U2DS用のカーネル1.7Cを使ってみる。
→使う際には中の「us2ds.dat」「TTMENU.DAT」にリネームすること。
DSTTやDSTT Advenceでもホワイトアウトすることなく起動できました。

3、DSTTのv1.16カーネル(差し替え前)のものを使ってみる。
なおTTMENU.DATCRCce7a3983のものを使用しています。
→導入後6回の電源ON、OFFをした後にホワイトアウトが発生。
その後、2回電源ON、OFFの後に2回目のホワイトアウト。

その後microSDをSDFormatterにてフォーマットした後に、ファームウェアをU2DS用1.7Cに戻し電源のON./OFFを繰り返す。
→正常起動する確率は約50%程度に大幅に減少。ホワイトアウトする症状は改善されず。

【実験してみて】
基盤設計やチップ構成がDSTTとは異なっていたため、U2DSのようにホワイトアウトすることは予想通りでした。
結論としては、
DSTT AdvanceやU2DSにはDSTTのカーネルは入れない方がいいということ。
両方とも専用のページがあるので、カーネルに関してはそちらを使っていた方が身のためだと思います。

【DSTT Advanceの感想
DSTTのFake扱いにはされていますが、外出用には結構良いのかもしれません。
ただしDSTTの純正カーネルは一切使わないこと。
v1.15カーネルは分裂騒動以前の物なので安全だと思う人もいると思いますが、
v1.16カーネル同様にv1.15カーネルも密かに差し替えられています。

まとめると
v1.15カーネル差し替え後(CRC:982d47f3)のものは危険
差し替え前のものは分裂騒動前なのでFakeでも問題なし。
→分家側のv1.16カーネルが本家のv1.15カーネル(差し替え後)と同一であると判明しました。
分家側で本家側の差し替え後のv1.15カーネルが使われているということは、差し替え後のv1.15カーネルは安全であるということ、
つまり
過去にあったFake DSTTでの(差し替え後のv1.15カーネルでの)ホワイトアウト報告フラッシュメモリ(一番大きいチップ)のハンダ付け不良の可能性のある不良品であったと思われます。
今までの動きをみると
本家、分家騒動の影響で、両方とも質が大幅に落ちていることが窺えますね。
(08/11/23追記)

v1.16カーネル差し替え前(CRC:ce7a3983)のものは危険
差し替え後のものは自己責任で。
このように考えておいてください。

|

« DSTT ロット8(Fake6)を検証してみる | トップページ | ダイソー525円 インナーイヤー型ヘッドフォンを試す »

Nintendo DS」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: DSTT Advance 殻割り&v1.16カーネル導入レポート:

« DSTT ロット8(Fake6)を検証してみる | トップページ | ダイソー525円 インナーイヤー型ヘッドフォンを試す »